キャッチアンドリリースとは、釣った魚を元気な状態で生きたままリリースすることですが、この方法は魚と自然へのリスペクトが詰まっていて、釣った魚を持ち帰る予定がないなら感謝の気持ちとともに魚へのダメージを最小限に抑え「元気なうちにリリース」するという行為です。
釣り人としての心得の一つと言っても過言じゃないですよね。
キャッチアンドリリースの方法
キャッチアンドリリースの成功率を高めるためには、しっかりとやり方や注意点を知って、魚にとってストレスの無いように最新の注意を図りながら取り組みましょう。
道具の選び方
まず、道具の選び方が肝心です。例えば、バーブレスフック(返しのない釣り針)を使うと、魚を傷つけずに外しやすくなります。またラインも、必要以上に強いのを使うと魚にダメージを与えやすいので、適切な強度を選ぶのがポイントです。
魚の扱い方
魚を釣り上げたら、できるだけ水中に留めておく。水面に出さなきゃならない場合も、できるだけ短時間にし、手で触るときは、必ず手を濡らしてから触るようにしましょう。
魚に取って人間の手は熱すぎます。
しっかり手を濡らして温度も下げておくことで、魚の粘膜を保護できます。当然ですが地面にそのまま置いたり、硬いものにぶつけないように注意して扱うことも大切です。
フックの外し方
フックを外すときは慎重に、魚に余計なストレスを与えないよう注意する。
深く飲み込んでしまったときは無理に外さず、リーダーを切る方が魚にとって良い場合もあることも考えて、どうするか判断しましょう。
魚のリリースの仕方
リリースするときは、魚が自力で泳ぎ出すまで静かに水中で見守り、水の流れを感じさせるために、尾を持って軽く前後に動かし、魚が元気に泳ぎ出すのを確認してから放すのが基本です。
たまに投げたりする人を見かけますが、魚に対するダメージを考えて、優しく大きくなってまた釣れてね。という気持ちでリリースしましょう。
注意点
特に夏場の高水温時や低酸素状態の水域では、魚のストレスが増えるため、キャッチアンドリリースがうまくいかないこともあります。
そんなときは、釣りを控えるのも魚を守る一環ですね。
地域や魚種によっては、キャッチアンドリリースが法律や規則で義務付けられていることもあるから、事前に確認しておくことも大事です。
改めて、キャッチアンドリリースは魚と自然に敬意を払うための大切な行為です。自然の中で楽しませてもらう以上、私たち釣り人にはそれなりの責任があるってことを忘れちゃいけないですね。