「今度の週末、子供と初めてのサビキ釣りに行きたい!」
そう思ってネットや釣具屋さんで情報を集めると、「あれも必要」「これも便利」と、とんでもない量の道具を勧められてうんざりしていませんか?
「外ネタ情報局」編集長の私は断言します。初心者にそんな重装備は必要ありません。
サビキ釣りは、簡単な仕掛けで安く、手軽に、たくさん釣れるのが最大の魅力。
今回は、長年の釣り経験から導き出した「本当に釣りで必要な道具」と、逆に「最初は買わなくていいもの」を本音で紹介します。
【大前提】道具を買う前に「命を守る」準備を
サビキ釣りの道具紹介の前に、釣りの共通アイテムとして「ライフジャケット」だけは、絶対に準備をしてください。
堤防は意外と足場が高く、万が一落ちれば大人でも自力で上がることは不可能です。
高価な釣り専用ブランドでなくても構いません。釣具店には「フローティングベスト」として数千円で売られています。
特に小さなお子様には、必ずサイズの合ったものを着せてあげてください。これは「道具」ではなく「家族の命を守るコスト」です。ここだけは妥協せず準備しましょう。
サビキ釣り初心者に必要な道具は3つだけ!竿と仕掛け以外はこれ!
竿とリール、仕掛けがあれば釣りは成立しますが、釣り場に行ってみて「うわ、あれがないと無理だ…」となるアイテムがいくつか存在します。
私の経験上、以下の3つだけは絶対に揃えてください。
① ロープ付き水汲みバケツ

ただのバケツではありません。「ロープ付き」であることが最重要です。
釣り場となる堤防は、足場から海面まで数メートルの高さがあることがほとんど。ロープがないと海水を汲むことができません。
海水を汲めないと、釣り場で以下の3つの問題が起きて困ります。
- 手や仕掛けを洗えない: アミエビで汚れた手や仕掛けのカゴが洗えません。コマセで使ったアミエビが着いたままの仕掛けを持ち帰ると、匂いでやられます。
- 魚を活かせない: サビキ釣りは、まとめて魚が釣れます。釣った魚をその都度、クーラーボックスに入れていたら、あっという間に、時合が終わってしまいます。そんな時の一次キープ用としても重宝します。
- 【最重要】釣り場を掃除できない:サビキ釣りは、地面にこぼれたコマセ(エサ)が乾くと強烈な悪臭を放ちます。「汚れた場所は必ず海水で洗い流して帰る」のが釣り人の絶対ルール。自分が出した汚れを流し、気持ちよく帰るためにも、ロープ付きバケツだけは必ず用意してください。
② 魚バサミ(毒魚・ケガからの防御)
「魚なんて手で掴めばいい」と思っていませんか? それは危険です。
サビキ釣りでは、美味しいアジやイワシだけでなく、ヒレに毒がある「アイゴ」や「ゴンズイ」といった鋭いトゲを持つ魚も頻繁に掛かります。
素手で触ってケガをすると、楽しい釣りが台無しになり、病院へ直行することにもなりかねません。
トングでも代用可能ですが、釣具店で売っている500円前後の「魚バサミ(メゴチバサミ)」なら、ヌルヌルした魚もしっかりホールドでき、針外しもスムーズです。
ちなみに、最近は100均でも売っていて、私はそれを使っていますが、特に不自由は感じていないですよ。
③ 氷(美味しく食べるための最低限)
魚は釣り上げた瞬間から鮮度が落ちていきます。特に夏場は、常温のバケツに入れっぱなしだと数分で痛んでしまいます。
高価なクーラーボックスでなくて構いません。コンビニのブロック氷や、凍らせたペットボトルをクーラー(発泡スチロールでもOK)に入れておきましょう。
買う前にチェック!サビキ釣りアイテム「必要・不要比較表」
釣具屋さんの「初心者セット」は確かに便利ですが、中には「最初のうちは使わない」「家にあるもので代用できる」というアイテムも含まれています。
張り切ってあれもこれもと買い揃えた結果、「釣り場で一度も使わなかった…」と後悔するのは初心者あるあるです。
そこで、私が釣り場にたって感じた「リアルな使用頻度」を基準に、選定しました。
★3つは必須ですが、★1つは買わなくてOK。お買い物中の「カンニングペーパー」として使ってください。
| アイテム名 | 必要度 | 外ネタ編集長のコメント |
| 水汲みバケツ | ★★★ | ロープ付き必須。手洗いと清掃に不可欠。 |
| 魚バサミ | ★★★ | 毒魚対策に必須。100均トングでも可だが専用品が吉。 |
| 氷 | ★★★ | コンビニ氷や凍らせたペットボトル。 |
| タオル | ★★☆ | あると何かと便利。使い古しのタオルで十分。 |
| 顆粒ダシ容器 | ★★☆ | 裏技! 手を汚さずコマセを入れる最強アイテム。 |
| 高価なクーラー | ★☆☆ | スーパーの発泡スチロールやソフトクーラーで十分。 |
| タモ網 | ★☆☆ | 初心者のサビキ釣り(アジ・イワシ)なら抜き上げ可能。 |
| 大量の予備オモリ | ★☆☆ | 根掛かりが少ない釣りなので、予備は1〜2個で十分。 |
初心者が選ぶべき、サビキ釣り仕掛け「黄金スペック」
釣具屋さんの仕掛けコーナーには、メーカーも種類も膨大な数が並んでいて、サビキ釣りを始める初心者からすると、何を選べばいいか、チンプンカンプンです。
しかし、サビキ釣りで狙やすい堤防の「サッパやアジ、イワシ」にターゲットを絞れば、買うべき正解はたった一つです。
針のサイズ:迷わず「4号」か「5号」

ここが一番重要です。パッケージに大きく書かれている数字(号数)です。
- なぜ4〜5号なのか? 堤防でよく釣れるアジやイワシ(10cm〜15cmほど)の「口の大きさ」にジャストフィットするのが4号〜5号です。
- サイズを間違えるとどうなる?
- 大きすぎる(6号以上): サビキ針にはエサを付けませんが、魚はヒラヒラしたスキン(疑似餌)をエサだと思って吸い込みます。針が大きいと、口の中に吸い込みきれず、針先が唇に当たって弾かれてしまいます。 結果、アタリはあるのに掛からないという現象が起きます。
- 小さすぎる(3号以下): 針が小さすぎると、口の中に入っても針先が引っかからずに吐き出されてしまう(すっぽ抜ける)ことが増えます。また、運良く掛かっても飲み込まれやすく、外すのが大変で手返しが悪くなります。
- 結論: 「大は小を兼ねない」のが釣り針の世界。まずは「4号」を選べば間違いありません。
スキンの色:絶対に「ミックス(3色)」
針に巻かれているヒラヒラ(疑似餌)の色です。「ピンク」や「白」単色も売っていますが、最初は必ず「ミックス(レインボー)」を選んでください。
- 理由: 魚の好みは、その日の天気や潮の濁り具合でコロコロ変わります。
- ピンク: 撒き餌のアミエビ(プランクトン)に見える。
- 白・キラキラ: 小魚(シラス)に見える。
- 緑: 濁った海で目立つ。 これらが全て入っているミックスなら、「今日はピンクしか食わない!」という状況でも対応できます。 いわば「全部入りの幕の内弁当」です。
オモリ:ナス型の「6号」一択
仕掛けの一番下に付ける重りです。 ※注意:これは「上カゴ式(カゴが仕掛けの上にあるタイプ)」の場合です。「下カゴ式」の場合は、カゴ自体がオモリの役割をするので不要です。
- なぜ6号なのか? 軽すぎると、仕掛けが海底に落ちるまでに時間がかかったり、掛かった魚が暴れて仕掛けが絡まったりします。逆に重すぎると、仕掛けを落とす際に、早すぎて魚が追いつけません。そういった所からバランスが最も良いのが6号です。
- 足元釣りでもオモリが重要な理由: ウキを使わず足元に落とす場合でも、オモリが軽すぎると糸がピンと張らず、魚のアタリ(振動)が手元に伝わりにくくなります。「糸を張ってアタリを感じる」ためにも、6号程度の重さは必須です。
【重要】スペック以上に大事なのが「長さ」です

実は、初心者が失敗する最大の原因は、針の大きさよりも「仕掛けが長すぎて絡まること」なんです。
どれだけ良い道具を買っても、絡まってしまえば釣りになりません。
「絶対に絡ませたくない」「子供に自分でやらせたい」という方は、お店に行く前に必ず以下の記事を読んで、「ショート仕掛け」を選んでください。
これを知っているだけで、当日のトラブルが劇的に減ります。
コマセ投入時も手が汚れない!【外ネタ流】スコップ代用アイテム

最後に、私が愛用している100均代用テクニックを紹介します。
サビキ釣り最大の悩みは「アミエビ(エサ)で手が汚れる・臭くなる」こと。これを解決するのが、100均のキッチンコーナーにある「顆粒ダシを入れる容器」です。
先が細くなっているタイプを選んで、これに解凍したアミエビを入れておけば、手を汚さずにサビキカゴへチューッと注入できます。
アミエビのサイズに合わせて注入口を拡張するのがポイントです。

専用の「吸い込みバケツ」やスプーンを買わなくても、これで十分。
むしろこちらの方が手返しが早く、子供でも簡単にカゴに入れられるので、ファミリーフィッシングのパパ・ママには涙が出るほど便利なアイテムです。
まとめ:サビキ釣りの準備は完了!「絶品アジ」を獲りに行こう
釣りをするのに最初は高価な道具なんて要りません。
今回紹介した「命を守るライフジャケット」と「最低限の必須アイテム」、そして「100均の工夫」さえあれば、サビキ釣りは十分に楽しめます。
肩を張らずに気軽にサビキ釣りにチャレンジしてみてくださいね。
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