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ラインブレーカーとは?根掛かり時の“安全な糸切り”必須アイテムを徹底解説

lineブレーカー_logo 釣り情報まとめ
根掛かりしやすい磯場
根掛かりしやすい磯場

ラインブレーカーは、釣り人なら一度は経験がある根掛かり(仕掛けが岩や障害物に引っかかる現象)が起きた際に、安全かつ確実にラインを破断(切断)するための専用ツールです。

根掛かりを外す場合は、基本的に竿を水平に持ちドラグを絞めて陸地側に引きますが、特にPEラインなどの高強度ラインは、無理に引くと手の怪我やリール破損(ドラグの損傷など)につながることがあります。

たまに、釣り場で根掛かりを外そうと、竿を立てたまま無理に引いている方を見かけますが、絶対に止めた方が良いです。竿が折れます!

実際「一度痛い思いをしてから持つようになった」という釣り人も多いです。

そんな根掛かり対策として役に立つのが【ラインブレーカー】です。

ラインブレイカーを使えば、力を分散させて安全にラインを破断でき、タックルにも身体にも優しい“安全ツール”として、多くの釣り人に愛用されています。

お守り代わりにタックルバッグへ常備しておくと安心なアイテムです。

1. 根掛かり時の安全なライン切断・破断

もっとも基本的な使い方。
PEラインのように強度が高いラインでも、ラインブレーカーに巻きつけて引っ張ることで、安全に破断できタックルへのダメージを防げます。

ちなみに、ドラグをきつく締めてリールを押さえながら引っ張る方法をオススメとして紹介している記事もありますが、ドラグシステムが壊れることもあるので、個人的にはオススメしません!

実は、以前、私もゴロタ場で根掛かりした際にドラグを絞めて無理やり引いて、ドラグが壊れた経験があり、そこからラインブレイカーを持つようになりました😭

2. ノット(結び目)の締め込み補助

多くのラインブレーカーは、ノット(ラインとリーダーの結び目)をしっかり締め込むための補助具としても使えます。

ノットの締めが甘いと、魚とのファイト中にラインがすっぽ抜ける原因に。
ラインブレーカーでテンションをかけながら締め込むと、結び目の強度を確実に出せるので、私はシーバスやエギング、ショアジギングの際は勿論、投げ釣りで力糸を接続するときにも使っています。

3. 結束・ライン強度の確認

ラインを巻き付けて引っ張ることで、

  • 結び目の強度がしっかり出ているか
  • ライン自体が劣化していないか

を確認することもできます。
釣行前のチェックに使えば、トラブルを未然に防げます。

せっかくヒットした魚を逃したくは無いですからね!

根掛かりしやすいゴロタ場
根掛かりしやすいゴロタ場

使い方はとてもシンプルですが、気を付けるポイントもあります。

  1. ラインを4〜6周、ラインブレーカーに巻き付けます。
    ※ラインが重ならないよう、均等に巻きつけましょう
  2. ラインブレーカーを両手でしっかり握り、ラインを引っ張ります。
  3. 急激に力を加えず、じわじわとテンションをかけるのがコツ。
    ※後ろに余裕がある場所なら、テンションを掛けたままゆっくり後ろにさがります

場合によっては、破断せずに根掛かりが外れることもありますが、外れた後は、「針が伸びてないか」、「針先が潰れてないか」、「ラインに傷が無いか」チェックすることをオススメします。

また、注意ポイントとして、特にナイロンなど伸縮性があるラインで、水深が浅い場所や近場の根掛かりが破断せずに外れた場合、仕掛けやルアーがすごい勢いで飛んでくる可能性があるので、なるべく胸より下の高さで引くようにしましょう。

釣り場で本当に危ない場面を何度も目撃しているので、注意してください!

今まで使ってきたラインブレイカーや、釣り人仲間との話からラインブレイカーを選ぶポイントをまとめてみましたので、参考に。

  1. 対応ライン強度
     自分で扱うライン(PE何号、フロロ何号など)に耐えうる強度があるか。太ラインを切るのであれば余裕を持った強度のもの。
  2. 耐久性・材質
     金属製か、アルミ合金、ステンレスなどの耐腐食性材質が使われているかを確認。
  3. 携行性
     カラビナに着けられるタイプ、スティック形状、ポケットに入るサイズなど、釣り場での取り出しやすさを考慮。
  4. 機能性(ノット補助など)
     ノット締め補助が欲しいかどうか。用途を絞ってシンプルなものを選ぶか、多機能型を選ぶか。
  5. 価格とコストパフォーマンス
     高級モデルと廉価モデルで機能差や耐久性差を比較検討。
     頻繁に使う人は高耐久モデルがおすすめです。

根掛かりは、どんな釣り人にも必ず訪れるトラブルの一つです。
しかし、ラインブレーカーさえあれば、怪我やタックル破損のリスクを最小限に抑え、安全にトラブルを解決できます。

特にPEラインのような強度の高いラインを使う釣りでは、素手で引くのは本当に危険。
私自身、ラインを直接引いて痛い思いをしたり、リールを壊してからというもの、常にラインブレーカーを携帯するようになりました(笑)

ラインブレイカーは、ノットの締め込み補助や結束強度チェックにも使えるので、1つ持っておくだけで釣行の安心感が格段に上がります。
価格も1,000円前後からあり、自作も可能なので、まだ持っていない方は早めの導入をおすすめします。


ポイントおさらい

  • 根掛かり時の安全なライン破断が可能
  • ノット締めや強度チェックにも使える万能ツール
  • リールや竿の破損防止にも効果的
  • コンパクトで携行しやすく、お守り代わりに常備できる

ラインブレイカーをまだ使ったことがない方は、次の釣行前にぜひ一つ、タックルバッグへ加えてみてください。
その「一つ」が、あなただけでなく、周りの人の釣りをより快適で安全なものにしてくれますよ。

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外ネタ情報局

こんにちは!「外ネタ情報局」局長です。 首都圏在住、東京湾奥を主なフィールドとする40代後半です。

釣り歴は30年以上、特に陸っぱりでの五目釣りを中心に、ハゼなどの小物からシーバスや黒鯛、テナガエビまで色々釣ってきました。このサイトでは、私が実際に調査したり巡った釣り場、独自の釣果データに基づいた釣り人だからこその実体験ベースの情報を提供します。

このサイトを始めたきっかけは、ネットで情報を探しても「知りたいことがなかなか見つからない!」というもどかしさから。
だからこそ、自分の経験をもとに、読者のみなさんに「参考になる情報」「使える情報」を届けたいと思っています。

また、釣りだけでなく、釣った魚を美味しく楽しむためのキャンプ・アウトドア料理も得意です。釣り、キャンプ、料理、お酒、旅行といった好きなことを通して、遊びと食を連携させた「外での最高の楽しみ方」を提案します。

そして、最も大事にしているのは「ルールとマナー」です。ゴミは持ち帰り、釣り禁止場所では釣りをしないなど、次世代も楽しめる環境を守るための情報発信にも力を入れています。

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