「は」の釣り言葉・用語(収録数:58単語)
・配合エサ(はいごうえさ)
複数のエサをまぜて作られた人工エサのこと。ダンゴ釣り用のダンゴに使うことが多い。
・場荒れ(ばあれ)
釣り人がひきりなしに入り、魚が少なくなっていたり、魚の警戒心が高くなり魚が口を使わない状態の釣り場のこと。
・バイト
魚がルアーやエサに対して反応し、口を使った瞬間のこと。アタリの一種で、フッキングのタイミングを計る重要なサイン。
・バイス
フライタイイングで釣り針を固定する器具で、毛バリ作りの精度を高めるために使われます。固定式や回転式があり、細かい作業に欠かせません。
・バイブレーションプラグ
水中で振動を発生させて魚の注意を引くハードルアーの一種です。細長い形状でリップの有無により潜行深度が変わり、リトリーブの速度やアクションを変えることで多様な誘い方ができます。シーバスやバス、トラウトなど幅広い魚種に効果的で、初心者から上級者まで使いやすいルアーとして人気があります。
・バウデッキ
ボートの前方(バウ)に設けられた平らなスペース。主に立って釣りを行う場所で、足場としての安定
・ハエ
磯や岩礁の総称。ハエ場などと使う。
・バカ
手尻の別称で、のべ竿で仕掛けの全長が竿よりも長く、竿尻からはみ出した長さのこと。
・バカシ
疑似餌(ぎじえ)の別称。ルアーやフライなど、魚を誘うために使う人工的な餌全般を指す。「バケ」や「ダマシ」も同義。
・白色灯台(はくしょくとうだい)
漁港の入り口にある防波堤上に設置されている灯台の種類で、全体が白く塗られているため、白灯台とも呼ばれている。港の入り口には、基本的に赤灯と白灯が対で立てられており、港の奥に向かって左側が白灯台、右側が赤灯台。
・爆釣(ばくちょう)
魚が爆発的に釣れること。テンションが上がる♪
・ハケ
払い出しの別称で、潮が足もとから沖へ向かって流れ出している状態を指す用語。
・バケ
疑似餌(ぎじえ)の別称。ルアーやフライなど、魚を誘うために使う人工的な餌全般を指す。「バカシ」や「ダマシ」も同義。
・走る
魚が針にかかった後、勢いよく糸を引いて逃げようとする動きのことです。この時、釣り人はドラグ調整などで対応し、魚の抵抗を受け流しながら引き寄せます。魚種によって走り方は様々で、釣り上げるための重要な駆け引きとなります。
・馬素(ばす)
馬の毛を撚り合わせた伝統的な釣り糸です。現代の化学繊維製の釣り糸が登場する以前に広く用いられ、天然素材ゆえの適度な柔軟性、水馴染みの良さ、そして魚に警戒心を与えにくいといった特徴がありました。しかし、化学繊維に比べて強度や耐久性に劣るため、現在では一部の伝統釣法やテンカラ釣りなどで限られた使用に留まっています。
・波止(はと)/波止場(はとば)
波止めや防波堤を指す言葉。特に関西地方や西日本で、防波堤の事を波止ということが多い。
・バチ
ゴカイ類などの海底に生息する生き物の総称です。冬から春にかけて産卵のため一斉に水中に現れる現象を「バチ抜け」と呼ぶ。この時期、シーバスがバチを捕食するため、釣りの好機となり、バチ抜けの時期は地域差がありますが、特に港湾部での釣果が期待できます。
・バッカン
マキエなどを入れる樹脂製で出来た箱型の容器で、防水効果が高く、水を溜めたりも出来る為、使い道は多種多様。
・バックウォーター
流れが緩んだり逆流したりする川や湖のエリアで、魚が休む場所として釣りに適したポイントです。魚が集まりやすく、釣果が期待できます。
・バックラッシュ
ベイトリールでのキャスト時にスプールの回転が止まらず、ラインが絡まる現象。初心者に起こりやすく、対策としてブレーキ設定やサミングが用いられる。
・バックスライド
ルアー(主にワーム)が水中で後方へ滑りながらフォールするアクション。ストラクチャーの奥にルアーを送り込むために使われるテクニック。後方へスライドするワームをバックスライド系ワームという。
・バックスイング
キャスト動作における振りかぶり。飛距離や精度に関係する重要な動作。
・バスフィッシング
ブラックバスを対象とした釣り。スポーツ性が高く、ルアー選びや戦略が重要視される。
・バスボート
バス釣り専用の高速小型ボート。デッキが広く、エレキや魚群探知機を搭載するモデルが一般的。
・バスロッド
バスフィッシング専用に設計されたロッド。ルアーやリグに応じて多彩なモデルが存在する。
・バスリール
バス釣り用のリール。軽量・高性能で、スピニングとベイトの両タイプがある。
・バーチカルジギング
メタルジグを垂直に落とし、ロッドを上下させてジグをアクションさせながら巻いてくる縦方向を意識した釣法。主に船づりでヒラマサ、カンパチ、ブリなどの青物や、タチウオなどをターゲットにすることが多い。
・ハードルアー
プラスチックや木、金属などの硬い素材で作られたルアーの総称で、強いアピール力と操作性が特徴。バス釣りでは魚の反応や状況に応じて、トップウォーター、クランクベイト、ミノー、シャッド、スピナーベイト、バズベイト、チャターベイト、メタルジグなどを使い分けます。広範囲に魚を誘えるため、様々なアクションで釣りの幅が広がるのが魅力。
・バットガイド
ロッドの最下部(リール側)にある最も大きなガイド。キャスト時のライン放出の安定性に影響する。
・バットパワー
ロッドの根元(バット部分)の強さ。大物とのやり取りやフッキング力に関係する。
・バット
ロッドの手元側の部分。リールシートやグリップがある部分で、ロッドの基本的な剛性が集中する。
・ハーフヒッチ
ラインを対象に軽く巻きつけて結ぶシンプルな結び方で、ノットの固定や補強によく使われます。複数回繰り返すことで強度が増し、他のノットと組み合わせて使われることが多いです。
・バーブ
バーブとは釣り針の先端にある逆向きの突起(カエシ)で、エサや魚が外れにくくする役割があります。バーブがない針は「バーブレスフック」
・バーブレスフック
バーブがない針で魚へのダメージを軽減できるため、キャッチアンドリリースに適しています。貫通力が高く扱いやすい反面、魚が外れやすいというデメリットもあります。
・パーマ
ラインが絡まってループ状になるトラブルのことで、特にベイトリールで起こりやすい現象です。キャストや巻き取り時の不具合が原因で、釣りの妨げになります。適切なリール調整やサミングで予防できます。
・パーマーク
パーマークとは、ヤマメやアマゴなどの若い魚に見られる体側の斑点模様で、保護色の役割があります。成長とともに消えることが多く、魚の種類や成長段階を知る手がかりにもなります。
・ハネ釣り(はねづり)
ウキ釣りの一種で、生きたエビを撒いて魚を寄せて釣る釣法の一種。関西圏で人気でチヌやスズキを狙う際に用いられる。
・ハネモノ
羽のようなパーツを持ち、水面をバタバタと動くトップウォータールアー。主にバス釣りで使用される。
・早アワセ(はやあわせ)
アタリを感じて、魚がハリに掛かる前に合わせを入れてしまうこと。針が掛かっていないので、釣りあげられない。
・払い出し(はらいだし)
ハケの別称で、潮が足もとから沖へ向かって流れ出している状態を指す用語。
・バラシ
針が外れたり、ラインが切れてしまい魚を逃がしてしまうこと。
・ハリス
道糸とハリの間につける糸のこと。
・ハンドランディング
魚を網(ランディングネット)を使わず、手で直接つかんで取り込む方法。主にバス釣りで使われ、取り込みの技術が問われる。
・半月テンビン(はんげつてんびん)
半月型をしたテンビンのこと。比較的、船でのかご釣りなどでよく使われる。
・ハンドメイドルアー
個人または工房で手作りされたルアー。既製品にはないアクションや見た目が魅力。自分で作ったルアーで釣れた時はひと際うれしい。
・ハンドルノブ
リールのハンドル先端にある握る部分。形状や材質が使い心地に大きく影響する。
・ハンディソナー
持ち運び可能な小型魚群探知機。岸釣りや小型ボートでも水中状況を把握できる。
・パーミング
ベイトリールを手のひらで包み込むように持つ持ち方。操作性や感度を向上させる。
・パイロットルアー
最初に使って魚の反応を見るためのルアー。効率的にパターンを探る戦術的な役割を果たす。
・パイル撃ち(ぱいるうち)
岸壁や杭(パイル)周辺を集中的に狙う釣法。魚が付きやすいストラクチャー周辺を狙う。
・パターンフィッシング
魚の行動パターンを分析し、それに基づいて釣り方やポイントを選定するスタイル。
・パドルテール
尾がパドル型になっているワーム。リトリーブ時に水を受けて自然に泳ぐ動きをする。
・パラシュートアンカー
ボートが流されないようにするために用いる傘型の装置。風や潮流を受けて抵抗を生む。
・パラソル仕掛け
複数の針が傘の骨のように広がった仕掛け。タチウオなどの群れを効率的に狙うために使用される。
・パラボリックアクション
ロッドが全体的に均等に曲がる調子のこと。柔らかいアタリややり取りに適している。
・パワーフィネス
太めのラインと硬めのロッドで繊細なリグを操作するスタイル。カバーの中の魚を繊細に狙う。
・半夜釣り(はんやづり)
夕方から深夜前までの半夜釣りのこと。警戒心の高い魚が掛かる可能性があり、大物も期待できるが、ヘッドライトなど照明器具を準備して安全対策が必要。