PR

【サビキ釣り】もう絡まない!初心者が選ぶべき「ショート仕掛け」と驚きの「半分カット術」

サビキカット術TOP 釣り知識・ノウハウ

ファミリーフィッシングで最も恐ろしい瞬間。 それは魚が釣れない時ではありません。

子供から「お父さん、糸が絡まったからほどいて」と言われた時です。

細い糸が複雑に絡み合った「知恵の輪」を、風が吹く堤防の上で、老眼に鞭打ってほどく苦行…。その間、釣りは中断し、子供は飽き、雰囲気は最悪に。

私も、かつては冷や汗をかきながら糸と格闘していました。

でも、断言します。

仕掛けが絡まるのは、あなたの腕が悪いからではありません。「仕掛けが長すぎる」のが原因です。

ということで、今回は、トラブルを劇的に減らす「ショート仕掛け」の選び方と、市販の長い仕掛けを使いやすく改造する外ネタ情報局的「半分カット術」を紹介します。

釣具屋に行くと、全長1.4m〜1.7m(針6本)の仕掛けが一般的ですが、初心者や子供にはこれが長すぎます。

トラブルを避けたいなら、パッケージに「ショート」「コンパクト」と書かれた、以下のスペックのものを選んでください。

1. 全長:1.0m ~ 1.2m

絡まないための絶対ルールは「竿の長さ > 仕掛けの長さ」であること。

  • ルアーロッド(約2.0m)の人: 1.2m以下が必須!
  • 万能竿(2.7m〜3.0m)の人: 1.2mなら超快適。

竿より仕掛けが短いと、魚が掛かった時に手元まで巻き取れるため、ブラブラと暴れさせて絡まる事故が激減します。

2. エダス(枝糸):3cm ~ 5cm

幹糸から針までの長さです。これが長いと(8cm以上)魚へのアピールは増えますが、幹糸に巻き付きやすくなります。

初心者は「短め(張りがあるもの)」が正解です。

針の数:3本 ~ 4本

「針がいっぱいあった方が釣れるじゃん」と思いますよね?

ですが、針が多い=「服や網、自分自身に絡まるリスク」も倍増します。

3本あれば十分釣れますし、釣れた魚の回収も簡単です!

「手持ちの仕掛けが全部長い(6本針)んだけど…」 「ショート仕掛けって、種類が少なくて高い気がする…」

そんなあなたに、私がいつもやっている最強の裏技を教えます。 長い6本針仕掛けを、真ん中でバッサリ切って「3本針 × 2セット」として使うのです。

これなら長さは半分(扱いやすい!)、使える回数は2倍(経済的!)。まさに一石二鳥です。

サビキ仕掛けをカットする図解。
この図解のように、ポイントは幹糸の真ん中をカットすること。

用意するもの

  • 6本針サビキ仕掛け(幹糸長めが使いやすい)
  • ハサミ
  • スナップ付きサルカン ※100均のものでOK

STEP 1:仕掛けをカットする

カットする場所は、仕掛けを広げて、上から3本目の針と、4本目の針のちょうど真ん中の糸(幹糸)をハサミで切ります。 これで「上半分セット(A)」と「下半分セット(B)」に分かれます。

STEP 2:端っこにサルカンを結ぶ

切った端っこにスナップ付きサルカンを結びます。

サルカンがない場合は指でくるっと結んで「輪っか(チチワ)」を作ります。

  • Aセット(上半分): 下側が切れているので、輪っかを作ってカゴ(オモリ)を結びます。
  • Bセット(下半分): 上側が切れているので、輪っかを作って竿からのスナップに繋ぎます。

局長
局長

カットした端は、どちらにもスナップ付きサルカンを接続すると、仕掛けの取り外しが簡単なので、オススメです!

STEP 3:【超重要】針の向きを確認

半分に切ると、どっちが上でどっちが下か分からなくなりがちです。

逆さまに使うと、魚は釣れません。さらに、絡まります!100%釣れないと言っても過言じゃないでしょう!

見分け方は、針の根元を見てください。針先が「上(竿側)」を向いているのが正解です。

※現場で迷わないよう、切った直後に油性ペンで「上」側の幹糸部分に印をつけておくのが私のコツです

それでも絡む人へ。現場で守るべき「2つの鉄則」

短い仕掛けを使っても絡まる場合、原因は「操作」にあります。

以下の2点を守るだけで、トラブルはほぼゼロになります。

  1. オモリを少し重くする
    • 軽いオモリだと、海流で仕掛けがフワフワ流されて絡みます。竿の許容範囲内で重めのカゴを使うと、仕掛けが「ピン!」と張って絡みません。私は大体6から8号をターゲットに合わせて使い分けています。
  2. テンションを抜かない(糸を緩めない)
    • 仕掛けを上げる時や下ろす時、糸がダルンと緩んだ瞬間に絡まります。常にオモリの重さを感じながら操作してください。

釣りの時間は有限です。 絡まった糸をほどくことに30分使うなら、その時間を子供が魚を釣る喜びに使いたいですよね。

「ショート仕掛け」を選ぶこと。あるいは手持ちの仕掛けを「半分に切る」こと。

たったこれだけの工夫で、あのお父さん泣かせのトラブルから解放されます。

局長
局長

ちなみにカット仕掛けは、オモリの位置が短いので、べた底に沈めると、根掛かりしやすいので、ご注意を!

今度の子供と楽しむサビキ釣りは、ハサミを一本持って、ストレスフリーな釣りを楽しんでください。

釣り知識・ノウハウ
シェアする
外ネタ情報局をフォローする
外ネタ情報局

こんにちは!「外ネタ情報局」局長です。 首都圏在住、東京湾奥を主なフィールドとする40代後半です。

釣り歴は30年以上、特に陸っぱりでの五目釣りを中心に、ハゼなどの小物からシーバスや黒鯛、テナガエビまで色々釣ってきました。このサイトでは、私が実際に調査したり巡った釣り場、独自の釣果データに基づいた釣り人だからこその実体験ベースの情報を提供します。

このサイトを始めたきっかけは、ネットで情報を探しても「知りたいことがなかなか見つからない!」というもどかしさから。
だからこそ、自分の経験をもとに、読者のみなさんに「参考になる情報」「使える情報」を届けたいと思っています。

また、釣りだけでなく、釣った魚を美味しく楽しむためのキャンプ・アウトドア料理も得意です。釣り、キャンプ、料理、お酒、旅行といった好きなことを通して、遊びと食を連携させた「外での最高の楽しみ方」を提案します。

そして、最も大事にしているのは「ルールとマナー」です。ゴミは持ち帰り、釣り禁止場所では釣りをしないなど、次世代も楽しめる環境を守るための情報発信にも力を入れています。

釣り初心者やファミリーはもちろん、40代・50代のアングラーにも役立つ情報(外ネタ)と「楽しさ」を届けられるよう更新していくので、どうぞよろしくお願いいたします!

外ネタ情報局をフォローする
タイトルとURLをコピーしました