三浦半島の南東端に位置する「間口漁港(まぐちぎょこう)」。
すぐ近くに剣崎灯台を望むのどかな景色と、透き通った美しい海が広がる、まさに知る人ぞ知る隠れ家のような漁港ですよね。
都心からのアクセスも比較的良く、周辺には磯釣りの名所も点在していることから、「のんびりと防波堤で糸を垂らしてみたいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、間口漁港で実際に魚釣りが出来るのか調べた結果は……。

残念。
「間口漁港では(ルアー・エサ釣り問わず)全面釣り禁止」でした。
(※漁港から出船する遊漁船での船釣りは可能です)
ということで、この記事では、間口漁港で釣りができない理由と、周辺で安全に釣りが楽しめるおすすめの代替スポットをご紹介します。
【間口漁港】の現在の状況
誰もいないからといって「ちょっとだけなら…」と竿を出すのは絶対にNGです。
無断で立ち入っての釣りは不法侵入とみなされ、警察へ通報されるリスク(重点警戒エリアとなっています)があるだけでなく、地元の方々との信頼関係を大きく損なってしまいます。
釣り人としてのマナーを守り、港内での釣りはきっぱりと諦めましょう。
【間口漁港】の基本情報

| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 間口漁港(まぐちぎょこう) |
| 住所 | 神奈川県三浦市南下浦町松輪 |
| アクセス | 【車】横浜横須賀道路「佐原IC」から約30分 【公共交通機関】京急「三浦海岸駅」からバス「松輪海岸」下車 徒歩約20分 |
| 駐車場 | あり(※ただし、遊漁船利用者や関係者向けがメインです) |
| トイレ | あり(港内に公衆トイレあり) |
| 釣りの可否 | 全面禁止(陸っぱり) ※遊漁船(船釣り)の利用は可能 |
豆知識:「間口漁港」は「松輪江奈漁港」とは違う場所?
釣り人やグルメな方の間では、間口漁港のことを「松輪江奈漁港(江奈漁港)」と同じ場所だと思っている方が意外と多いんです。
地図を見るとわかりやすいのですが、実は剱崎(つるぎざき)という岬を挟んで、東側にあるのが「間口漁港」、西側にあるのが「松輪江奈漁港」と、港としては別々の場所に存在しています。
ではなぜ混同されやすいかというと、行政上の書類やマップでは江奈漁港の方を「間口漁港(江奈地区)」と表記することがあるためです。
また、どちらの港もみうら漁業協同組合(松輪支所)の管轄で、超高級魚の「松輪サバ」をはじめとする美味しい魚の水揚げ拠点になっていることから、ひとまとめに「松輪の港」として親しまれているんですね。
ちなみに、西側の「松輪江奈漁港」の港内岸壁エリアも、間口漁港と同様に釣りが禁止されています。どちらも「港内での陸っぱりはNG、船釣りならOK」と覚えておいてくださいね!
【間口漁港】は、なぜ全面釣り禁止なの?


間口漁港で岸釣りができなくなってしまった最大の理由は、「漁業活動への支障」と一部の釣り人による「マナー違反」です。
この港は非常に活気のある漁業の拠点で、深夜から早朝にかけて数多くの漁船が忙しく出入りします。過去には、釣り人が放置した釣り糸や仕掛けなどのゴミが漁船のプロペラに絡まる事故や、係留されている船に無断で乗り込むといったトラブルが起きていました。
また、狭い港内の通路への路上駐車が、早朝の出荷作業の妨げになることも深刻な問題だったようです。
漁師さんたちにとって、漁港は日々の生活を支える大切な「仕事場」です。安全でスムーズな作業環境を守るための苦渋の決断ですので、私たちもその背景をしっかりと理解し、ルールを尊重したいですね。
【代替案】堤防がダメならこれ!間口漁港周辺で釣りを楽しむ2つの方法
間口漁港で釣りができなくてもがっかりしないでください。
三浦半島エリアには、釣り人を歓迎してくれる素晴らしいスポットがまだまだたくさんあります。ここでは、2つの素敵な代替案をご提案します。
代替案①:すぐ近く!「宮川港」で安全に海釣りを楽しむ
間口漁港から車で15分ほど走った場所にある「宮川港」は、一部エリアで釣りが楽しめる貴重なのどかな港です。足場も比較的良く、のんびりとした雰囲気の中でファミリーからベテランまで海釣りを楽しむことができます。
▼ここで狙える魚とおすすめの釣り方
- アジ・イワシ:サビキ釣りで手軽に狙うことができます。群れが回遊してくれば初心者やお子様でも数釣りが楽しめるので、ファミリーフィッシングにぴったりです。
- アオリイカ:エギング(ルアー釣り)で狙う人が多い人気のターゲットです。堤防の角や海底の根の周りを丁寧に探ってみてください。
⚠️ 行く前に知っておきたい注意点
宮川港でも釣りをする上で守るべき大切なローカルルールがあり、特に気をつけたいのが、「堤防先端の手前部分は、船の接岸エリアとなっているため釣り禁止」という点です。
漁船が頻繁に通過・接岸するため、作業の邪魔にならないよう注意を示す看板などをよく確認し、また、コマセで汚れた足場は水で流し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
代替案②:間口漁港周辺から「船釣り(遊漁船など)」で満喫する
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間口漁港は堤防からこそ釣りができませんが、実は「船釣りの拠点」でもあり、港内には有名な船宿さんが多数軒を連ねており、一年を通して活気に溢れています。
▼船釣りをおすすめする理由
岸からはなかなか狙えない深場のマダイやワラサ、高級魚のヤリイカやアマダイなどを狙えるのが船釣り最大の魅力です。
「本格的な道具を持っていないし…」という方でも心配無用。多くの船宿で竿やリール、仕掛けのフルセットレンタルが用意されており、手ぶらで挑戦できるプランも豊富です。
プロの船長さんがその日一番釣れるポイントへ連れて行ってくれるので、場所取りのストレスもなく、釣果にも期待が持てますよ。
【間口漁港】の釣り事情まとめと、安全に楽しむためのルール

今回は間口漁港の釣り事情についてお届けしましたが、残念ながら間口漁港は現在、全域で堤防・岸壁からの釣りが禁止されています。
漁師さんたちの大切な職場を守るためにも、ここではのどかな港の景色を眺めるだけにとどめておきましょう。
ただ、三浦半島にはまだまだ魅力的な釣りスポットが広がっています。
せっかく周辺エリアまで足を運んだなら、今回ご紹介したように一部釣りが許可されている近隣の「宮川港」に足を伸ばしたり、間口漁港から出ている遊漁船に乗って、普段は味わえない船釣りにチャレンジしたりしてみてくださいね。
これからもずっとこの豊かな海で釣りを楽しめるように、私たち釣り人一人ひとりが立入禁止エリアを厳守し、ゴミの持ち帰りや駐車マナーをしっかり守っていくことが何より大切です。
「正しい場所で、ルールを守って魚釣りを満喫するのが外ネタ流フィッシングライフです!」
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